母の胃がんがステージ4と判明した日

49才女性、4人家族プラス犬、地方都市在住。

1年前に、突然やってきた親の介護について記録しておきたいと思いました。

この1年状況が変わるたびあたふたと奔走し、そして今も続いています。

介護はいずれ来るとは思いながら、まだまだ10年以上先のことだと思っていました。

ちょうど1年前になります。

もう1年が経つんですね。まだ1年かな。

昨年H28年6月の初めに2ヶ月ぶりくらいに実家の両親に会いに行ってみたら、母がやせた気がしました。

「あれどうしたのやせたんじゃない?」

「うん、食欲があんまりなくてね、62キロあったのが55キロになった。でも太りすぎだったから、ちょうどいいくらいだけどね。」

母は70の誕生日を迎えたばかり、からだを動かすのが好きな人で、はたけをやり、スポーツをやり、数年前まで仕事もしていた活動的な元気な人でした。

ちょっと検査をと近くの医院でレントゲンをとったところ、甲状腺に影がある、から始まり、検査検査、大きい綜合病院にうつって、さらに検査検査、その結果発表をご家族と一緒に聞きに来て下さい、となりました。

父はたくさんの病気を抱えており、母が父の介護を5年ほどやっていたのですから、連れていくのは大変、検査結果は私と弟が一緒に行くことになりました。

最初の検査から20日ほどがたっておりました。

私も弟も実家からは1時間以上かかるところに住んでいます。

雨の降る6月30日の朝、病院で集合しました。

待ち時間は長かったけど、母と私と弟3人だけの取り合わせなんて珍しく、めったにあることでもないので、いろんな話がはずみました。

このときはがんかもしれないけど、そんなにひどくはないだろう、根拠もなくそんな風にみんなが思っていたと思います。

ところが、医師から聞かされた結果は、胃がんのステージ4でした。

みせられた映像は、胃の中に白くて不気味なできものがいっぱいひろがったものでした。